【社会人でも独学で合格できる?】中小企業診断士試験の勉強時間・計画・合格のコツとおすすめ教材

中小企業診断士

中小企業診断士試験は「ビジネスの国家資格」と呼ばれ、経営・会計・法律など幅広い知識が問われます。
とはいえ、仕事をしながらの勉強は時間との戦い。
「独学でも本当に合格できるの?」
「勉強時間はどれくらい必要?」
この記事では、社会人が独学で合格するためのリアルな勉強時間、スケジュールの立て方、そして効率的な学習法を解説します。
最後には、独学でも合格率をグッと高める方法3選を紹介します。

1.独学で中小企業診断士に合格できるのか?

独学でも合格できる?

結論から申し上げますと、独学でも十分合格は可能です。ですが、社会人にとってストレート(1年)で合格は難しいです。
きちんと計画を立てて、必要な勉強時間を確保し、アウトプット重視で学習を進められれば、独学合格の道は開けます。

ただし、試験の合格率や学習環境を踏まえると、予備校・通信講座を利用している受験生の方が有利な条件を持っていることも事実です。
公式には「独学者の合格率」は公表されていないため正確な数値はありませんが、合格者の大半が“体系的なサポートを受けている”と考えられています。例えば、合格者アンケートでは「学習期間3年以内」が約70%というデータがあります。
 スタディング+3会計ショップ+3資格Times+3 (自分たちで独自記事を作る)

中小企業診断士の合格にかかる勉強時間はおおよそ1000時間です。

もしあなたが「仕事をしながら」「独学で」挑むのであれば、”1,000時間”を目安に、ロードマップを描くことがカギです。

具体的な勉強ルート・時間配分は?

具体的にはアウトプットとインプット含めた時間数で表を作成しました。

そして勉強する王道の順番とは異なり、
財務・会計⇨経済学・経済政策⇨企業経営理論⇨運営管理⇨経営法務⇨経営情報システム
の順番をお勧めしてます。

理由は脳のメカニズムに沿った学習プロセスだからです。
数理系⇨思考系⇨暗記系で分けて学習することによって頭がごちゃごちゃにならないようにしてますし、また財務会計では二次試験が特に難しいとされるので早めに履修をして二次試験に触れる機会を早く取るメリットがあります。

2.中小企業診断士試験を独学で学習するコツ5選

1.兎に角、早めに過去問に触れてたくさん問題を解く

独学の良さは自分のペースで始められるので学習進度が早い点です。
その代わり、学習塾と違って圧倒的に問題量が少ないことに欠点があります。

過去問や問題集を早めに触れておいてもう過去問をやり尽くした!と言うところまでやり切るのをお勧めしてます。他の塾では長年過去問を研究してきた優秀な講師たちがクリティカルな問題を作成し塾生さんは解いてるので同じ量をやってもベースが違うので負ける可能性があります。

その代わり、独学では過去問や問題集をやり込むことでみんなが間違えやすい問題を解答できたり、異質な問題などは過去問での経験が生かされて応えることができると言う声もあります。

是非たくさんの過去問を拾ってください。

2.時間を意識して学習する

人はついつい時間を膨大に捉えがちだと感じます。
だから、学習するにしても
「1時間以内にこの単元はやり切る。」
「3時間以内に1単元を把握する!」
といった時間に対してメリハリをつけるべきです。

人間のこなせるタスク量がその時間が延びれば伸びるほど効率が落ちていくという研究結果もあるとおり、人は時間を意識すると急に効率があるのでしっかり時間管理しましょう!

3.疑問を放置しない

実は独学者においての1番の敵は『知ったかぶり』です。
知った気になって、実は全然意味が違うなんてことはたくさんあります。

これ2つ原因があって。
1.文を読むのがめんどくさくてわからなくてもとりあえず進んで読んでしまう

2.単純に理解不足

そうならないために、僕は随時Chat GPTに聞いてました。
理解不足の問題では何度も抽象⇨具体⇨抽象に戻って理解できるまで読み込み、自分の考えを打ち込んでその内容が合致してるのかを確認してました。

4.アウトプットを定期的にしているのか?

正直、独学で合格した私からすると独学も塾や通信講座を申し込んでも同じくらいの金額になる。または独学の方が損してるのではないかと感じます。

理由は学習塾ではある程度のお金を払って学習教材や講師がついてきますし、場所によったら自習室も無料開放してます。(30万円程度)
でも、独学者はまず勉強教材を自分で調達しなければいけませんし、調査時間もかかります。

また、自分が本当に理解してるのかも曖昧な状態で進むのと一回参考書を買ったのだからと言うので同じ問題をずっとやって問題の新鮮味がない状態で学習を続ける人もいます。

私たちはそんな独学者のために『一問一答』を作りました!

(画像)

『一問一答』では各科目の問題ならず、今まで解いてきた問題のフィードバックや復習曲線を活かした再問題投稿で必ず忘れさせない仕組みに仕上げました。

無料版でもこの『一問一答』は使えます!有料版ではあなたの学習進捗や理解度を含めた自己分析シートが入ってます!

(画像)

現在2025年12月9日versionの無料版では単語のみの対応で計算などは入ってません。
有料版では計算問題や2次試験対策に向けた型の当てはめ問題など、基本形はしっかりアウトプットできる形になってます。

是非使ってみてください。私が独学者なら欲しかったサイトです。

5. “捨て問”を積極的に決める割り切り力

塾生は講師が「ここは捨ててOK」と言ってくれる。
しかし独学者は
全部やろうとして爆死する
のが典型パターン。

だから、独学者ほど
優先度表を作って捨てる勇気を持つ
ことが必要。

例:

  • 法務:商標・著作権は取る、組織再編税制は捨てる
  • 財務:高度なNPVや連結会計は捨てる
  • 経営:抽象論は捨て、フレームワークだけ拾う

“捨てる能力”は独学者特有の武器になる。
捨て問に関する内容をまとめました。
⇨【中小企業診断士】合格者はみんなやっている“捨て問戦略”|効率よく得点するための優先度の付け方

3.独学に向いてる人と向いてない人

まずは独学から始める前に、どう言う人が向いてるのか向いてないのかについて経験から書いてみました。独学に向いてない人は何年浪人しても受からない傾向があります。
そんな時はしっかり受け止めて合格がゴールなのであれば塾で学習することをお勧めします。

⇨[最新2027年版]中小企業診断士受験に対応してる学習塾(通信講座)比較ガイド

独学に向いてる人の特徴

1.自己管理能力がある

まずは自分で学習を把握してそれ通りに執行できるかどうか。
また、ミスプランニングをしてもバッファー(余力)の時間を使って埋め合わせできるかどうか。 そういった自己管理ができる人は非常に向いてます。

2.情報整理能力がある

新しい学問をするにはそれなりの理解力が必要です。教科書はそれまでに教えた内容をさも当たり前かのように用語を使ってきます。
そんな中で、「あれ?これなんだっけ?」「さっきもやったのに…これなんだっけ?」でイライラしませんか?根気よくそのわからないに対応できますか?似てる用語もたくさんあります。そんな情報を処理し整理する能力がある人は向いてます。

3.スキマ時間の活用ができる

塾や通信に通ってる人も通ってない人も同じ土俵に立って戦います。
だからこそ、塾や通信に通ってる人の分量は倍でやらないといけないことは確定してます。

そのために電車時間や多少の睡眠時間、休みの日、こういった隙間時間を勉強に費やせる人。
そんな人は独学が向いてます。

4.模擬試験を受ける。そして結果も受け入れることができる人

模試を受けるのって本来嫌ではありませんか?
実力考査なので自分が理解できてない、わからないと言う状況になることはよくあります。
そんな、わからない自分に対して目をつぶっていませんか?

もしあなたが自分を見つめることができてその結果に対して受け入れる覚悟があるのであれば、独学に向いてます。

独学に向いてない人の特徴

1.計画を立てて実行することができない人

計画はうまくいくのにその後の実行までが上手くいかない場合は、塾や通信・予備校に通うことをお勧めします。

どうしても人は怠ける性質があるので、こういった現実は仕方ありません。独学に向いてないと思います。
予備校は合格確率を考えると独学よりも圧倒的な結果と勉強習慣と環境を整えてくれるのでお勧めします。

塾・予備校比較はこちら

2.環境を変えないとやる気が出ない人

勉強というのはただ日常の中に学習を入れるのでたった2日間の刺激的な勝負の日に向けた学習作業をするだけです。
つまり、本来人ができないであろう机の上で細々と暗記、勉強をすることが確定します。
そんなあなたは机の上で虎視眈々と勉学に励むことができますか?
環境を変えないと無理な人はいますか?

もし、あなたが塾にいかないと気合いが入らない、周りに勉強してる人がいないとできないという人がいれば独学に向いてないと感じます。

3. 自分の理解度を客観的に判断できない人 

独学では「本当に理解できているか」「どこが分かっていないか」を自分で判断する必要があります。テストや先生のフィードバックがないと自分の実力が分からない人は、効果的な学習が難しくなります。

ただし、これらは「訓練で改善できる部分」も多いので、向いていないからといって諦める必要はありませんよ。まとめの部分を書きます。

4. まとめ:独学でも合格はできる!でも正しい戦略が必要

中小企業診断士試験は独学でも合格可能ですが、計画性と継続力、そして正しい学習法が不可欠です。

独学合格のために押さえるべき5つのポイント

  1. 過去問を徹底的にやり込む
    塾生との差を埋めるには、圧倒的な問題量が必要。過去問をやり尽くすまで取り組みましょう。
  2. 時間を意識した学習
    「1時間でこの単元を終わらせる」など、時間管理でメリハリをつけることが効率化の鍵。
  3. 疑問を放置しない
    独学最大の敵は「知ったかぶり」。Chat GPTなどを活用して、理解できるまで徹底的に追求しましょう。
  4. アウトプット重視の学習
    インプットだけでは不十分。一問一答などを活用して、知識を定着させることが合格への近道。
  5. 捨て問を決める勇気
    すべてを完璧にしようとせず、優先度をつけて効率的に得点を積み上げる戦略を持ちましょう。

独学が向いている人の特徴

  • 自己管理能力がある
  • 情報整理能力がある
  • スキマ時間を活用できる
  • 模試の結果を冷静に受け止められる

独学が向いていない人は?

もし「計画を実行できない」「環境を変えないとやる気が出ない」「自分の理解度を判断できない」と感じるなら、予備校や通信講座の利用を検討しましょう。合格がゴールなら、最短ルートを選ぶのも賢い選択です。

最後に

独学者の合格平均は約3年。一方、予備校なら1年での合格も十分可能です。独学で挑むなら、正しい戦略と圧倒的な努力が必要ですが、独学1年合格者も決して少なくありません

筆者自身も独学からスタートし、最終的には塾とオンライン講座を併用して2年で合格しました。大切なのは、自分に合った学習スタイルを見つけること

これから中小企業診断士を目指すあなたへ──
この記事が合格への道しるべになれば幸いです。頑張ってください!応援しています!

コメント

タイトルとURLをコピーしました